光を演出する様々な素材と独特な表現

作品の特徴

伝統工芸の引用と油絵具の可能性、文様を支えるものたち。

背景地紋

雲母を含んだ白色塗料を施した上に、胡粉を混入した白絵具で文様を描いている。
白の上に描かれた白い文様は、光の当たり方で見え隠れし変化する。
また、他の反射素材で描かれた文様も様々な姿を見せる。

螺鈿

螺鈿工芸を模して、青貝・白蝶貝が、光の状態で多彩に変化する。
貝は金泥を被せられた油絵具でステンドグラスのように填め込まれている。

油絵具による髪

繊細な髪の流れは、油彩筆剛毛の筆勢によって造られる。乾燥しても痩せないソリッドな油絵具が、日本的な表現を支える。

象徴

画面の片隅で密かに、万葉集シリーズは家紋を基とした紋で、源氏物語シリーズは香道の源氏香により、作品の内容を象徴している。

金襴

外界と絵画世界を隔てる結界枠には、西陣織の金襴が貼られている。日本の伝統工芸との直接の交わり。

箱入り

絵画表現の掲示・鑑賞方法は本来多様である。壁に掛けるだけでなく、テーブルに置いたり、手に取ったり、工芸的な大きさの作品は自由な鑑賞を可能とする。作品は額縁ではなく箱に収められている。

  1. 背景地紋 動画
  2. 背景地紋 写真
  3. 螺鈿
  4. 油絵具による髪
  5. 象徴
  6. 金襴
  7. 箱入り

画面を照らす光の方向により背景地紋は見え隠れし反転する。

画面を照らす光の方向で反転する地紋、色彩の変わる文様。

貝殻は花や葉・髪飾りの表現で使われる。左側は白蝶貝、右側は青貝。

豪快な表現に使われてきた油絵具の筆勢が繊細な髪の流れを表現する。

左側四つは家紋、右側四つは源氏香。

結界枠を彩る西陣織。

箱の中の宇宙。

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