微音
お茶を煎れるのは、それほどの物ではないが、朱泥無釉の急須を使う。湯を入れて蓋をするとき質感を伝える微音が響く、心地よい。 生活の機微を味わうことを覚えると、天下国家を論じる気持ちは失せてしまう。地方都市の朝、ニューヨークに行く必要は感じない。
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お茶を煎れるのは、それほどの物ではないが、朱泥無釉の急須を使う。湯を入れて蓋をするとき質感を伝える微音が響く、心地よい。 生活の機微を味わうことを覚えると、天下国家を論じる気持ちは失せてしまう。地方都市の朝、ニューヨークに行く必要は感じない。
源氏物語シリーズの「若紫」をほぼ描き上げた。場面としては、源氏の歌 いはけなき 鶴の一声 聞きしより 葦間になづむ 舟ぞえならぬ を取り上げた。 「若紫」で思い出すことがある。前に我が家の庭に来る雀について書いた時、源氏に詳しい某コレクター氏より、それは犬君が逃がした雀でしょうと言うメールが届いた。我が家の...
今朝の写真を見て思う、形に対する癖のようなものがあるのだろうか。それとも、類型化されてしまった造形感覚?
本当に確かなことを考えてみれば、作品は全て絶筆である。次は無いと知れば読むもの見るものも決まる。テレビもネットも一日十分以上の価値は無い。テレビ体操とブログのアップ。
優れた表現は鑑賞者の想像力を引き出し育んでくれる。暗夜行路の尾道は、映画に見たそれよりも、臨場感を持って充実している。 身を委ねれば、感覚を刺激する表現、気付かぬうちに空虚が広がる。 危険を自覚して映画を見る。 押せば写る写真、何かを撮っているつもりで撮らされている。今この時に、液晶画面を見るのか。 危険を...
朝、庭へ出ると美しい色が目に入り、急遽、作品複写用のカラーカメラを持ち出しました。 本当は灰色に近い褐色の変化を撮りたいのですが、なにぶん力不足です。
真善美は各々別のことだが芸術家はその一致を信じている。だから、社会的に真や善を訴えている事柄が、美となっているかどうかを最初に問う。そして、醜い自己主張の連鎖やプロパガンダからは距離を取る。忘れてならないのは、まず自分自身を善くすること。なすべきは自己革命である。
源氏物語シリーズの新作「総角」・「蜻蛉」のプロモーションビデオをMOVIEコンテンツに追加しました。 youtubeでの閲覧は以下のアドレスです。源氏物語シリーズ「総角」 https://youtu.be/q82eEYV-Y4s源氏物語シリーズ「蜻蛉」 https://youtu.be/qGhz-PaqHj...