「作者不詳シリーズ」と言う考え方で出た意外な問題点

色の着いた塀

当工房が現在紹介しているドローイングは、「作者不詳シリーズ」と言うもので、いにしえの画家が描いた古いデッサン、そんなフィクションの設定のもと製作されました。

そんなことをした理由は、誰が描いたとか何を描いたとかを思う前に、何より作品そのものを見てもらいたかったからです。

しかし、問題があります。その絵・デジタルプリントを販売する時の作者不詳が持つ信頼感の不足です。それを回避する方法として、製作者の名前を図柄の下に間を開けてサインし、マット紙の大きさにより隠すこともできる仕様を考えました。

そうすることで、マット紙の窓を大きくとれば、作者を出せますし、工房の根本的な考えを尊重するなら、窓を狭くしてサインを出さないことも選択可能です。

でも先日新たな問題が分かりました。プリントはA4のサイズに決めてありますから、縦長の絵ならば良いのですが、横長の場合はサインのために余白を大きく取ると絵がずいぶん小さくなってしまいます。

それで、結局、初志に帰り、表面にはサイン等製作者を示すものを入れないで、裏側に、その責任を示す肉筆サインの入ったラベルを貼ることにしようかと思っています。