もうひとつの絵画批評

図書館

現在、ネットショップ開店直前で、忙しい毎日です。この新しい絵の売り方を考え出した頃、当たり前のこと、どうやったら絵が売れるかを色々と検討しました。

その中で最も大切だと思ったのは、売れる絵を描くことです。そして、描いた絵がそれで良いか、その判断方法として採用したのが、絵を自分のリビングに飾り、生活の中で実験することです。

当たり前ですが、見たくない絵は即失格です。チラッと見たら、ジッと見つめたら、どれだけ飽きないでいられるか、遠くから見てどうか、近くで見たら、これを手に入れたいと思うか。すなわち、そこにこの絵があることで自分の生活が豊かになるか。絵の買い手、飾り手の立場に自分をおいて想像すること。

結局のところ、自分がその絵を描いて良かったかだけでなく、その絵をこれからも見ていたいと思うか、それだけが自分ができて納得できる「売れる絵」の判断方法なのです。

もちろん、それを描いたのが自分であることからどれだけ離れられるのか、画家の絵の見方はある程度特殊であること、限界は分かっています。