友人の個展で上京し考えたこと

画廊作品

学生時代からの友人画家が個展を開いたので久しぶりに上京しました。遊んでもみたと言いながら真摯な作品が並ぶ展示はとても良いものでした。

その作品内容とは別に、販売方法からも色々と示唆を受け、今後の制作・販売展開の参考になるところが多かったと思います。

それから、東京でお世話になっている老舗画廊にも立ち寄り、今回思ったことをお話したのですが、画廊の大ベテランの方々の賛意も得られ、絵のネット販売を始め迷っていることが多かったので少し心強くなりました。

そこで話したことの一部は、超低価格の作品があって良いし、作品価格を単純に大きさに比例させることなく自由に考え、同じサイズの絵でも価格が違って良い、そして、ひとりの画家が様々な作品スタイルを持っていても構わないこと等、常々考えていたことや今回思ったことで、ひとつの踏ん切りが付きました。

そして、昨年末から今年の春に掛けて、ジョイスの「ユリシーズ」「フィネガンズウェイク」と読んできてそこで感じた、「表現の自由」なんて言ったらお行儀が良すぎる「何をやっても良いのだ」ということを思い出しています。もちろん因習に縛られる必要はありませんし、それより特に先見の明があるわけでもない自分の計画に義理堅くしなくとも良いと気づきました。具体策についてはこれからネットショップ等で明らかになるでしょうが、思い切ったことをしていくつもりです。